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    June, 2007

    「ひと言思い」 vol.2 苦言

     

    2007/6/6 

    何かのため、誰かのために仕事をする。それが、民。

    自分のため、組織のために仕事をつくる。それが、官。  

    きっとこの構造は、いくら壊そうとしても、もう壊れない。

     

     

    「ひと言思い」 vol.1 仕事

     

    2007/6/5

     

    「効率化 すればするほど 仕事増」

     

    悲しいけれど、これが、現実。

     

     

    June, 2007

    千年の杜植樹祭~出雲大社相模分祠へ~

    2007/6/3

    前夜、神奈川県秦野市にある温泉施設に宿をとった私は、朝8時前にホテルを出て、一路秦野駅へと向かった。日曜の朝に早起きして出かける理由。もちろん、今日も植樹祭である。目的地はあの出雲大社の相模分祠。出雲大社が秦野に分祠を持っていることを知ったのは、1年半ほど前のことだ。宮脇昭先生(横浜国立大学名誉教授)の指導される植樹を通じて出雲大社の宮司さんや神主さんと知り合い、その後いろいろお世話になっていることもあり、今回はこの秦野の分祠で行われる植樹祭のお手伝いにはせ参じたというわけである。

    秦野駅から植樹仲間たちと合流し、バスに揺られて神社へと向かう。初めて訪れた神社だが、なんだか私は一瞬にしていい気が溢れているような感覚を覚えていた。この「気」が、神社そのものから出されているのか、それとも植樹祭にかける関係者の熱意からのものなのか、定かではないが、おそらく相乗効果でかなりいいパワーが発せられているのだろう、そんなことを感じていた。

    関係者にご挨拶後、宮脇先生を発見。またしてもいつものようにしっかり握手をしていただき、ご挨拶。ついこの前もお会いしたが、先生は今日もお元気そうで何よりである。植樹祭では毎度ながらリーダーとしてお手伝いをすることになっているため、自分の担当する植栽地を見に行き、頭に大体のプランをいれておくことにする。植栽地の広さ、傾斜の有無、苗木の種類と数、そして時間配分などをざっと入れておくと、あとで指導が楽なのである。今日もまた新たな人たちとの出会いや時間があるかと思うと、なんだか楽しみでわくわくしてしまうものである。

    しばらくした後、職場の後輩二人もはるばるやってきてくれたので、顔を合わせたあと、二人にもリーダーのための事前研修を受けてもらうことにする。時間的余裕もあるし、滅多にできない経験なので、私は別のことをやるとして、二人は宮脇先生から直接指導を受けてもらう。これまた、楽しい時間になることだろう。

    研修も終わり、受付時間も終わったところで、開会式が始まる。境内に集まった参加者は約1500名。予想をはるかに超えて申込者が殺到し、さらには絶好の植樹祭晴れということもあり、出足がかなりよかったらしい。境内にはびっちりと参加者が集い、主催者や関係者、そして宮脇先生の植樹指導に熱心に耳を傾けている。今回は少しめずらしく、相撲部屋の力士さんたちがたくさん参加しており、一緒に木を植えることにもなっていた。沢山参加している子供にとっても、なかなかない面白い体験だろう。宮脇先生の面白くも痛快な檄が飛ぶ中、開会式は無事に終了し、和太鼓の音が鳴り響く中、植樹がいよいよ始まっていった。

    私が担当した班は、地元の主婦の方などを中心とした15名ほど。普段であれば子供だけの班を担当することが多いのだが、今回は大人ばかりで、ある意味ラクな感じである。植樹を始めるにあたり、私は参加者のみなさんの前でこう挨拶をした。

    「今日植えていただく木は、もともとこの秦野の土地や気候にあった木です。これをいろいろ混ぜて植えていきます。よくあるような、杉だけとか、ヒノキだけとか、竹だけとか、もしくはアジサイだけといった一種類の木ではなくて、いろーんな木を混ぜて植えます。気持ちのよい森の中に行くと、いろんな木や花や動物や虫がいますよね。高い木もあれば、低い木もあります。今日みなさんと一緒につくっていく森も、色々な種類が仲良く、そして一生懸命競争しながら生きているような健康な森です。今日植えれば、1年で1メートルくらい、3年で3メートルくらい。10年後には、人工の森とはわからないくらいまでに大きな森になります。そうすれば、鳥や虫も住むような健康な森になっていきます。今日はいろんな木を混ぜて植えて、みなさんでぐーんと大きくなる元気な森を作っていきましょう」

    挨拶の後、木の植え方を実際に見せてみると、みなさん実にすんなりと理解していただき、まったくもってスムーズな出だしである。しかも、主婦の方が多いとあって、妙に手際がよい。「さすが、お母さんがた、手際もいいですねぇ~、板についてますねぇ~」と声に出して感心してしまう。苗木は小さなものから大きなものまで混ざっていたが、次第にみなさん愛着が沸いてきたようで、「なんだかこの子、可愛いわぁ~、赤ちゃんみたい~」と言う方もあれば、「なんか、彼氏ができた気がするわぁ~、また会いに来ちゃおうかしら~」、「大きく育つのよぉ~、なんか愛しいわねぇ~」という方々もいらっしゃる。そうそう、そうなのだ。なんだか愛着が沸いてくるのが、この植樹の醍醐味であり、快感でもあるのだ。生まれて初めて植樹祭に参加した後輩二人も、「なんか、楽しいですね~。小学生に戻ったみたい~」とか、「なんかやってるとハマりますね~」と夢中になってきている。こうなれば、こちらも「シメシメ」、いやいや、「だから言ったでしょ~楽しいのよ~」ってなもんである。これだから植樹はやめられないし、とまらないのだ。一人でも沢山の人に、この快感と爽快感を味わってほしいものである。

    1時間ほど、青空の下でみなで作業をしていると、実にいい汗をかいてくる。半そでのTシャツ一枚で快適なくらいが、植樹祭にはちょうどいい。みなさん、一人20本近くの木を植え、そして木を保護するための敷き藁を敷き、そして藁がとばないための縄がけという一連の作業を終え、満足そうな笑顔を見せている。集合写真を撮り、「ぜひみなさんまた見に来てくださいね~。おつかれさまでした~」と声をかける。中には、最後まで残って片づけをしていただく方もいて、とてもありがたい。自発的に何かをやりたい方は、世の中に沢山いるのである。大きな声を上げずとも、心の中で何かをやってみたいと思う方々の心と力。これがなければ、植樹祭はなりたたないし、続いていかない。これからも、一人でも多くの人が、一本でも多くの木を植えていけるよう、足元からやっていかないと。そんなことをまたしても痛感したのだった。

    すべての作業を終了し、神社境内の建物で、みなと昼食をいただく。おいしいご飯を食べてみな満足げ。食事を終え話をしていると、ふと、とある友が私に擦り寄って、こう言ってきた。

    「先輩~、お守り買って行きましょうよ~」

    突然でよくわからなかった私は、こう訊き返した。

    「何のお守りよ??」

    すると彼女は、一瞬止まり、そしてにやっと笑ってこう答えた。

    「え、縁結び・・・」。

    出雲大社が縁結びの神様だということに気がついてもいなかった私。

    人生、色々、あるようで。

     

    お世話になった皆様、参加して頂いたすべての皆様、そして絶好のお天気に深謝。

     

    June, 2007

    今宵ムーミンとオーロラを(後編)

     

    2007/6/2(分)

    みなで意気込んで向かった、ららぽーと横浜のムーミンオーロラカフェ。ららぽーと自体がまだオープンしてさほど時間が経っていないため、私も後輩もみな、ららぽーとに足を踏み入れるのさえ初めてである。鴨居駅に降り立ち、庶民的な商店街を過ぎ、大きな川を渡りきったところで、ららぽーとの全貌が見えてくる。さすがに、でかい。そして、長い。ショッピングモール度満開な場所であることには違いない(←日本語的には×)。初めて訪れるということもあり、みなでわくわくそわそわモール内に入り、お目当てのムーミンカフェまでただひたすら歩いていくと、遠くのほうに私が待ち望んでいたカフェの姿が見えてきた。いよいよ、ムーミン、そしてオーロラとご対面である。

    お店の前に立つと、まずその可愛さに感激し、さらには中に入ると、またしても「かわいぃ~」の連発になる。ムーミン、ミィ、スナフキン、ニョロニョロをはじめとしたムーミンファミリーがあちらこちらにいるのである。ぬいぐるみもあれば、大きな絵もある。それぞれのテーブルにもムーミンやらがいっぱいいて、はっきり言って、もう大変なお店である。

    「あぁ~、ムーミンがいっぱいでタイヘン~」

    そう叫びつつ、テーブルに案内されると、以前から予約をいれていたおかげか、かなりいい場所に席を確保して頂いていたことがわかる。実はこのカフェでは、ディナーの予約時間が6時半開始と8時半開始という2つの時間しかない。8時半では遅すぎるので、6時半としていたのだが、そのために私たちはあせって電車を乗り継ぎ、急いでやってきたというわけである。しかも、予約を入れたのはだいぶ前のこと。そんなに気合を入れてくる場所でもないかもとは思うのだが、なかなか予定が合わない後輩達とのディナーであるため、前々から場所を押さえてもらっていたのである。そのおかげで、オーロラなどを見られるプラネタリウムのすぐそばにテーブルは位置し、ますますオーロラに出会うのが楽しみになってしまう。なんだか、子供みたいだが、みんなワクワクそわそわなのである。

    オーロラの前にまずはディナーと、メニューに目を通すが、コース料理が中心であり、あまりアラカルトが用意されていないことがわかる。しかし、ここのお店のすばらしいところは、オーロラディナー、うお座ディナー、しし座ディナーと名づけられたコースはそれぞれ1人前からオーダーできるという点だ。しかも、全員分のコースを頼まなくとも、人数分頼めば、アラカルトでもよいのである。そこで私たちは、コースのボリュームが相当な量とスタッフさんから伺ったため、5人で3つのコースをそれぞれ1人前ずつオーダーし、さらにはアラカルトのオーブン料理を2品、そして人数分のドリンクと特別デザートをお願いすることにした。これでみんなでシェアをしようというわけである。

    しばらく待っていると、ドリンクやボリューム満点の前菜、そしてスープが運ばれ始める。ドリンクには、とっても珍しいフィンランドビールがあり、これがかなり美味しいらしい(私は飲んでないけど)。もちろん、カクテルやソフトドリンクも豊富で、私も美味しく珍しい飲み物を楽しむことができた。更には、前菜もスープも、ヘルシーでとても美味しく、私はのっけからこの店のレベルの高さに驚いたのである。これはこれは、期待できそうだ。そんなワクワクした気持ちで美味しくお料理を頂いていると、店内が暗くなり始め、スタッフのお姉さんのお話が始まった。いよいよこれから、プラネタリウムを使って、色々なものが見られるという。究極楽しみなのである。

    まずは、プラネタリウムを使って、星のお話や、土星のお話などに耳を傾ける。思った以上に楽しい話や、プラネタリウムの映像で、みな、童心に帰って楽しんでしまう。お姉さんは、ここのスタッフかと思いきや、実は東急まちだのプラネタリウムで実際に働いている方らしく、本当にプロフェッショナルの方がお話されているということもあって、なんだか妙に感心してしまう。子供にもわかりやすく、そしてやさしく丁寧に星のお話や伝説などを聞くと、なんだか宇宙物理学や天文学にも興味が沸いてしまいそうである。

    15分ほどの短いプログラムがいくつか続いた後、いよいよお待ちかねのオーロラショーが始まることになる。お料理もきちんと手が込んでいて美味しいので、ほんとに居心地がよく、実にリラックスした雰囲気で久々にオーロラとご対面することになる。まだ一度も本物のオーロラをみたことがにない後輩たちと、何度も見ている私という組み合わせ。さてどうなるかと思ったのだが、信じられないほどに、このオーロラのクオリティーが高かったのだ。私は心底びっくりし、鳥肌がたってしまうほどだった。

    とにもかくにも、ここで見られるオーロラは本当に本物に近く、本当に素晴らしいのである。もちろん、オーロラは自然現象なので、ぴったり同じものなど二度と現れないし、毎回毎回すべてが異なる色、形、動き、揺らめき、早さであることには違いないのだが、ここでのオーロラは、本物をしっかりと自分の目で見た私にさえも、感激をもたらしてくれるほどに、実に忠実によくできているのだった。私はあまりにもその完成度が高いので、ショーが終わった途端、後輩たちにこのオーロラがいかに精度が高いかを説明してしまったのだが、それほどに、このオーロラカフェのオーロラは胡散臭くも、ニセモノらしさも、そして安っぽさもおもちゃっぽさもない。時間にすれば数分だが、自分がまるで遮るものも何もない、北国の原野に立っているような、そんな錯覚さえ覚えるほどだった。

    あまりにも素晴らしすぎるこのオーロラは、プラネタリウムメーカーである五藤光学研究所の手により開発されたものらしい。科学者たちが作ったこのオーロラには、きっと、夢や愛情がこめられているに違いない。たくさんの子供たちにもぜひ見てもらいたいと心底思ってしまった私なのであった。

    結局、私たちは6時半過ぎに店内に入ったものの、8時半になっても席に余裕があったためお店を追い出されることもいっさいなく、最後の最後まで星座やオーロラのショーを楽しんだのであった。お料理も美味しく、そしてコースのデザートも実に美味しかった。特別デザートのムーミン谷のプリンは、巨大なプリンにフルーツがたくさん盛られていて、楽しく美味しい一品であった。みなでいろんな種類を味わい、お腹も心も、そして頭の中まですっかり満たされ、本当に満足という思いでぼけーっとしてしまっていた。

    しかも、このお店の素晴らしいところは、これだけではなかったのだ。オーロラショーのための特別なチャージもなければ、サービス税もない。プラネタリウムの真下には、リクライニングシートがあり、この席だけはチャージがかかるらしいが、一般のテーブルではチャージもなく、実に良心的である。そして、美味しいお料理に可愛らしい店内。近くでは小さな男の子がお誕生日のお祝いをしてもらっていた。子供の記念日にもぴったりのこのムーミンオーロラカフェ。コストパフォーマンスは抜群に高く、私は店内で1時間ほど過ごした時点で、すでに最高レベルの☆5つをあげてしまうほどだった。味よし、雰囲気よし、価格よし、そしてエンターテイメントよし。こんなに満足で、一人当たりの価格が3000円前半というのだから、嬉しい限りなのである。当初、「エンターテイメント系レストランは、楽しくても美味しくないとか、美味しくても高いとかが多いし・・・」と思っていた私たちだが、一気にそんな概念も覆され、心底満足して、ムーミングッズまで買ってららぽーとを後にしたのだった。

    オーロラ好きの方、フィンランド料理に興味がある方、そしてムーミン好きの方は、ぜひ。

     

    June, 2007

    今宵ムーミンとオーロラを(前編)

     
    2007/6/1
     
    金曜5時半。前日に大きな仕事を終えていたお陰で、定時きっかりに席を立つことができる。定時に帰るなんて、まずもって普段はないのだが、今回は前々から後輩達と約束していたディナーに出かけることになっていたのである。
     
    早めに出られた2人と駅まで急ぎ、電車を乗り継ぎ、一路新しくできた「ららぽーと横浜」へと向う。わざわざ都内から横浜、しかも、横浜駅からまた乗り継がないといけないららぽーとまで出かけたのには、わけがある。それは、ららぽーと横浜にしかないレストランに行くためなのだ。
     
    そもそも、この横浜行きはふと耳にした情報から始まっていた。二ヶ月ほど前、いつも行っているタータンショップ・ヨークのお店で、仲良しの店員さんからこんなことを教えてもらったのだ。
     
    「なんか、オーロラが見られるカフェがららぽーとにできたんだって~。オーロラ好きだったら、行って見れば~?」
     
    そう、私は自称オーロラ好き女、いや、正しくはアラスカ好き女なのだが、オーロラも大好きな人間なのである。今まで何度か見ているが、人生で初めて見たオーロラは、アラスカの内陸部にあるフェアバンクスから車で1時間くらい北上した地点。家も建物もほっとんど何にもない原野のような場所で、ただ一人で見上げていたときだった。しかも、それは2003年から2004年の年越しの瞬間であり、ちょうどカウントダウンとも言える新年の10分ほど前から空が動き始め、年を越した瞬間には、非常にラッキーとも言われる、濃いぃピンクとグリーンのオーロラが天を舞っていたのであった。それはそれは、言葉にはならないほどの感激と興奮で、究極運がよかったとしかいいようがないほどの代物であった。ピンク、赤系のオーロラが見られるのは、アラスカの政府観光局(フェアバンクスの観光局だったかもしれない・・)が誇りを持っているポイントでもあり、北欧では青・白系や薄いグリーンが一般的とも言われている。そんなわけで、ピンクとグリーンの揺らめくカーテンを一番最初に見てしまった私は、ある意味、オーロラには厳しい。ちょっとだけ出てても、「うーん、まだまだ」なんて思っちゃう厄介な人種になってしまっているのも事実である。
     
    しかし、そう簡単にアラスカにもほいほいと行けない私にとって、日本で「オーロラ体験」を出来るのは、貴重なことに違いない。しかも、聞けば、単なるオーロラカフェではなく、「ムーミンオーロラカフェ」であるというではないか。そう、ムーミンといえば、フィンランド。オーロラの国、フィンランドである。「北欧のオーロラをバックにムーミンと食事?!」、そう私は舞い上がり、「絶対行ってくる~、ありがと~」とヨークのスタッフにお礼を告げていたのであった。
     
    それからしばらくした後、「次のごはん会、どこいこっか~」と後輩達と話をしているときに、私がふっと、この「オーロラカフェ」を思い出したのである。しかし、なかなか平日の夜に横浜まで行くことはムツカシイ。そんなわけで、前々から日程調整を繰り返し、ようやく決まった今宵のムーミンディナーなのである。
     
    私達は、そうとうな気合を入れて仕事を切り上げ、電車で1時間もかけてはるばるららぽーと横浜を目指したのであった。
     
    (後編へ続く。)
     
     

    雨の夜、銀座で思う

     

    2007/5/31

    雨の夜。大仕事を終えて、私は3人で銀座にふらっと飲みに出かけた。普段であれば前もって予約をしていくが、今回は流れで飲みに行くことになったので、なんとなく目星をつけたあたりに傘を差して向かい、初めて訪れる店をくぐったのである。

    もともとはカジュアルなお店を考えていたのだが、すぐ近くになんだかよさそうなバーを発見し、今回はこちらのバーにしようとみなで決めてみる。すでに食事は済ませていたので、お酒や軽いつまみ程度でいいからだ。中に入ると、「これぞまさしく、絵に描いたようなBar!」というような雰囲気のバーである。照明もかなり落ち、ちょっと大人な感じである。とはいえ、客層は20代から40代前半という感じで、少々気軽な感じでもある。普段、こんなバーに足を踏み入れることのない私たちは、「こういうのもいいねぇ」と思いながら、楽しくゆっくりと時間を過ごしたのである。

    しかししかししかし。しばらく空間を楽しんだ後、私は突如「?」マークが頭の中を占める事態に陥った。まぁ、つまり何が問題だったのかといえば、お会計である。私の想像の1.5倍はしたのである。当初、あまりにもお会計が予想と違ったので、「何か間違ってない・・・?」と心の中で思ってしまうほどだった。なぜなら、頼んだお酒も、ドリンクも、フードもごくごく数がわずかなのだ。ビール3杯にノンアルコールカクテル1杯、そしてごく軽めのフード2点。以上である。で、お会計が約1万円。メニューにあった値段から計算しても、どう考えても合わないのである。

    しかし、あとで気がつくと、自分の想像もしていなかったものが計算されていることに気がついた。まずは、テーブルチャージ。お通し込みの価格だが、普通の店よりも圧倒的に高い。更には、サービス料。しっかりと、10%である。私は以前から、何気にずっと思っているのだが、サービス料の基準とは何なのだろう。ホテルで10%取られるのはわかる。最初から10%取られるのはわかっているし、しっかりとした気持ちのよい接客を受ければ、10%くらい払っても何の問題もない。しかし、レストランや居酒屋、バーでのサービス税というのが、私にはいまいち解せない。いや、とられるのがいやなのではなく、何を基準に、サービス税を4%、5%、7%、10%といったようにそれぞれのお店で設定しているのかがよくわからないのだ。いいお店でサービス税が5%とかだと、「なーんてこの店は良心的なんだ!また来よう」と思うが、大してサービスもしないで、もしくは、接客がなっていないのにもかかわらず10%とかとられていると、私は妙に腑に落ちない。今日訪れた店も、決して問題はなかったのだが、10%をとれるような店ではないような気がしたのである。しかも、一人当たりのテーブルチャージが高いうえに、10%である。こうなると、私はますます解せなくなってしまうのである。

    ゆったりとした時間が流れたのは確かだ。しかし、この値段設定でやっていけるのは、銀座だからなのか。それとも私だけが間違った感覚を持っているのか。  

    その辺は、まだ子供の私はやっぱりよくわからなかったりする今日この頃。

     

    June, 2007

    ぐるナビタイム魔女(後編)

     

    2007/5/30

    (前編から続く)

    すっかり、ぐるなび女と言われてしまっている私だが、実は後輩につけられた愛称がまだある。それは、「ナビタイム女」である。そもそも、これも後輩たちと何気ない会話をしていたときの話である。

    食事に出かけた帰り道、慣れない場所にいたためどうやって帰ればよいかわからない後輩たちに対して、私はこんなことを言っていた。

    「○○は中央線だから、ここをまっすぐ行けばJRがあるからそこから乗ってね。で、そこから10分くらいでしょ。○○は有楽町線だから、ここをまっすぐ行って左に行ったら地下鉄の駅があるから、そこから乗って○○駅で乗り換えて。進行方向に向かって一番前に乗れば便利よ。全部でここから20分くらいかな。○○は都営線だから、まっすぐ行って右に曲がって直進したら、左手に地下鉄があるからここから5分くらいよ。じゃ、気をつけてね~」

    それを聞いていた後輩たちが、すぐさまこんなことを口にした。

    「先輩、ナビタイムみたいっ!!」

    ナビタイム・・・・、うーむ、言いえて妙というか、遠からず近からずというか、もちろんあそこまで正確なことなどはわからないが、比較的乗換えとかには強いほうだし、常にあれやこれや駆使して、短時間で効率的に移動できるようには心がけてはいる。

     「先輩、これからもナビタイムよろしくお願いします~」

    そんなことを言われたら、ま、やるしかないんだけど、ナビタイムもぐるなびも。そんなわけで、最近私は「ぐるナビタイム魔女」とでも言うべきような扱いを受けているのであった。

    とはいえ、重宝されているのかどうかは、自分でも、謎。

     

    ぐるナビタイム魔女(前編)

     

    2007/5/29

    最近私は時折後輩から魔女扱いされている。しかし、そんな「魔女」だけに限らず、実は私は他にもさまざまな風に呼ばれているのが今日この頃の傾向なのである。 

    以前から言われるようになったのは、「先輩は、ぐるなびですか?!」ということだ。ぐるなびは、あの、「ぐるなび」である。以前、後輩たちと話していたときのこと、「どっかにいいお店ないですか?」と後輩が訊いてきた。それ対し私は、「場所は?ジャンルは?予算はどんな感じ?」といくつか条件を訊き、さらにはそれに合いそうなおススメの店をいくつか提示した。すると、あまりにも即答したせいなのかは定かではないが、「ぐるなびみたいっ!!」とびっくり仰天されたのである。まぁ、たまたま得意な地理と条件だったからに過ぎないのだが、それから私は「ぐるなび女」として後輩にある種あがめられる様になったのである。

    しかししかし、後輩たちからの愛称?はこれだけにとどまらない。まったくもって不思議だが、次々にいろんな修飾語句が私にはつけられるようになったのである。

    後編に続く。

    月曜の後悔

     

    2007/5/28

    月曜朝。植樹明けの朝。

    ベッドから起きる前に、体がとんでもないことになっているのに気がつく。昨日は飛び回っていたので、あまり自覚をしていなかったが、あきらかに体のあらゆるところが悲鳴をあげている。決して、植樹だけの疲れではない。原因は、そう、二日前の土曜日に夢中になっていた「スカッシュ」である。やたらと腰をひねってラケットを振っていたためか、そして慣れない動きをしていたためか、腰からお尻にかけて、前代未聞な状態に陥り、いすに座るたびに「ぎゃあ~」と悲鳴をあげそうなほどになっていた。

    とはいえ、これは私だけに限った話ではない。職場に行き、後輩たちに会うと、みな口をそろえてこう言う。「筋肉痛、超痛いんですけど~(泣)」。そう、痛いのは私だけではなく、全員なのである。日ごろあまり運動をしなくなったせいもあるだろうが、あまりにも過酷な筋肉痛で、みなある意味笑っちゃうような状態である。まぁ、年をとると、筋肉痛も数日後にくるというし、早くにきただけ良しとするか。

    慣れないことをすると後が大変。人生、たまには「ほどほど」を選ぶことも大切なようで。

     

    June, 2007

    仙台・輪王寺植樹祭へ

     

    2007/5/27

    朝、仙台のホテルで目を覚ましたあと、身支度を整え、仙台駅へ。 バスに乗り込み、揺られること20分ほど。目的地の仙台輪王寺に到着である。もともとはあの伊達政宗の妻のために建てられたと言う伝統のある輪王寺に訪れた理由、それは植樹祭である。もともと、副住職が植樹の仲間であり、今回で3度目という輪王寺での植樹祭のお手伝いにやってきたというわけである。いままでの2度の植樹祭は、残念ながら毎年ゴールデンウィークシーズンにあたっていたため、参加できていなかったが、前々からその高い評判と面白さを耳にしており、今回こそはと私もはるばるやってきたのである。

    バスを降り輪王寺を目にすると、すぐさまこの寺が普通の寺ではないことを察知してしまう。寺であって寺でない寺、輪王寺。私はこれから繰り広げられるであろう植樹祭と、寺としての行事が、さぞかしとんでもなくすばらしい物になるだろうことを一瞬にして予感した。長い砂利道の参道を進み、荷物を持って階段を上っていたところで植樹仲間たちと合流する。前日から泊まっている仲間はすでに準備に入っており、私は遅ればせながら副住職や関係者に挨拶した後、スタッフ用のおそろいのTシャツを身にまとうことになった。

    「宮脇先生は?」、そう仲間に訊いてまわっていると、宮脇昭先生が、私も日ごろお世話になる関係者の数名とともに現れた。「先生~おはようございます~来ましたぁ~」とご挨拶をすると、「やぁやぁあやのちゃん、よく来ましたね」といつものように握手をしていただく。先生は握手が大好きだ。しかも、握手をした人が口をそろえて言うのは、「握手するとエネルギーが伝わってくる」、「なんか寿命が延びそう」ということである。それくらい、79歳ブループラネット賞受賞の宮脇昭の手はパワーに満ち溢れている。そんな先生に、いつものように握手をしていただいた後、関係者の方々にご挨拶。そしてそのまま敷地内を見に行かれるというので、先生にくっついていくことにする。昨年植えた場所の生育などをみながら、「あやのちゃん、そこ立ってちょうだい」と言われ、「はて?」と思っていると、どうやら苗木の成長ぶりを写真に収めるようで、私の身長と比べるべく木の隣に立つことになる。今まで何度も写真に収まっているが、たまに講演会とかで使われるといささか恥ずかしい気持ちもするが、ま、定規がいつも同じであれば、木の成長ぶりがわかりやすいのかもしれないなんて思ってもしまう。「はい、次いきますよ」と写真を収めたり移動したりを繰り返したの地、先生は関係者とともに控え室のほうに戻られていった。

    その後、宮脇先生関係の書籍販売の手伝いをしたり、境内にたくさん出ている出店をのぞいたりとしたのち、お昼時間になったので先に食事をとることにする。通常であれば、お昼はお弁当などだが、今回は出店があり、さまざまなお店が出店していてなんだか縁日みたいである。タイラーメンや焼きそば、トン汁、焼き鳥などなどが並び、大賑わいだしかも、この輪王寺のすごいところは、出店や屋台で使われているお箸やどんぶりがすべてリユースされているということである。どうやら仙台市を巻き込み、敷地内の一角には、どんぶりやお箸を洗浄する専用の車までが用意されていた。これで割り箸や発泡スチロールを使わなくてすみ、さらにはごみが出ないわけである。お店でどんぶりに入れてもらったトン汁やラーメンを食べ終えた後は、洗浄車まで持っていき、そこできれいに洗われてまたお店で使用されるというわけである。うーん、すごい。すごいぞ輪王寺、そして仙台市。ここまでやればあっぱれである。そんなことに感心しながら、私は山菜おこわと具沢山トン汁を頂き、さらには超絶品のずんだ餅をパクついた。だだ茶豆からつくられるずんだが私は大好きで、東北に来ると必ず食べたくなってしまう一品なのである。しかも、ここの輪王寺のすぐ前に構えているというお店のずんだは、それはそれは、旨い。こんなに美味しいずんだはそうそうお目にかかれるものではない。私は仲間と感激しながら、ずんだもぺろりと平らげたのであった。

    お腹もいっぱいになり、書籍の販売も楽しくやっていると、すぐ近くに、輪王寺の名物ともいえるヒーロー「植樹マン」が現れた。植樹マンというのは、環境破壊大王みたいな悪者と戦うヒーローで、葉っぱがモチーフともいえるキャラクターである。輪王寺はこの正義の味方の植樹マンをありとあらゆる方法でPRすることで、小さな子供から大人までに自然の大切さと木を植えることの重要さを伝え続けている。しかも、かなり面白い子供向けDVDもあるし(大人が見てもすごいが)、さらには植樹祭では実際に植樹マンVS悪の大王といったヒーローショーやプロレスを披露したりしていて、かーなーりいい意味でキテいるキャラクターなのである。しかも、今では植樹マンだけではなく、「シージェッター海斗」というキャラクターまでおり、海を守るキャラクターとして植樹マンとセットで活躍?しているのである。しかもしかも、この海斗のほうは、なんとあの石ノ森章太郎プロのオフィシャルキャラクターというのだからすごいものである。石ノ森プロは宮城県にミュージアムを構えているらしく、同じ宮城県同士の森と海のキャラクターなのである。いやはやなんだかすごい展開である。

    そんな植樹マンとシージェッター海斗がすぐ近くに現れると、子供たちがこぞってまわりに群がり、写真撮影大会が始まってしまう。私も「撮りたいぃ~」と大人気なく?二人と一緒にポーズをとって写真を撮ってもらう(にひ)。さすが、正義の見方だけあって、ポーズもカッコいい。子供たちに大人気なのも当然だろう。

    私が植樹マンや海斗と写真を撮っている間、お寺の本堂ではお笑いライブが行われたり、宮脇昭先生の講演会が行われたりと、はっきりいって超盛りだくさんなイベントが行われていた。講演の様子は同時放送で本堂外に設置された巨大スクリーンに映し出すなどして、入りきれなかった人たちへの配慮も忘れていない。さすが、半端じゃない寺、輪王寺である。

    さまざまなイベントが終了後、ようやく1時過ぎに植樹祭の式典が開始となる。とはいえ、ここは輪王寺。フツーの開会セレモニーではないのである。今回の植樹祭では、植樹マンやシージェッター海斗だけではなく、実は「植樹ウーマン コノハ」の誕生があるということなのだ。植樹マンの女の子バージョンがデビューということもあり、今回はとりわけ参加者から注目が集まっていた。コノハと悪者の戦いがショーで繰り広げられた後、「みんなで木を植えよう~!」と一気に会場が盛り上がっていくのが、なんとも面白い。単なる話だけでは子供が飽きてしまうが、ヒーローものであれば、子供たちは目を輝かして見入ってしまうのだ。みんなで木を植えて、悪の大王をやっつけよう!みたいな感覚だが、子供の心にはダイレクトに響いたに違いない。小さな子供から大人までがショーに見入った後、楽しく開会式が始まり、宮脇先生から植樹の説明を受けた後、約1000人の参加者が、輪王寺の敷地内に用意されていた約10000本の苗木を大地に植え始めた。私の担当した班は、仙台市内の会社の社員とそのご家族。4歳くらいの子供から小学生くらいのお子さんまでが10人ほどいて、楽しい雰囲気である。とりわけ、私は植樹祭では子供たちと一緒に木を植えたいと日々思っているので、今日はラッキーな感じである。男の子も女の子も、みんな一生懸命土をさわり、木を植え、顔がだんだん生き生きしてくるのがよくわかる。

     「苗木は赤ちゃんだからお手々でやさしくやさしく触ってね~」、「いろんな木を混ぜ混ぜ、ギザギザで植えますよ~」、「葉っぱはお空に向かってグーンとまっすぐになるように植えましょうね~」。

    私が子供に木を植えてもらうときには、必ずこういった言葉を大きな声で何度も繰り返している。もちろん、参加者が大人だけのときは、「苗木は両手で持ってください~」、「いろんな木を混ぜて混ぜて、まっすぐではなく互い違いになるように植えましょう~」、「苗木が斜めになったりしないように気をつけてください~」、こんな言葉で説明するのだが、子供がいるときには同じ言葉で説明しないように心がけている。ここが、私のささやかなこだわりであり、他の人にはない植樹指導のやり方なのだ。子供たちにいかに楽しんでもらい、いかに自然の大切さ、いとおしさを体で感じてもらうか。そこを第一に考えるようにしているし、そこが植樹の一番の大切なポイントでないのかと、私はここ数年密かにずっと思い続けている。今日も、そんなことを考えて子供たちに木を植えてもらっていると、次第に子供がなついてくれて、「苗木ちょうだい~」、「ここ植えていい~?」、「10本も植えたよ~」と声をかけてきてくれる子供が増えていく。

    なかでも、小学校低学年と思しき姉妹は最後の最後まで本当によく頑張ってくれていた。子供には少々難しい作業も、彼女たち自身で最後まであきらめずにやりこなすほどだった。「すごいね~、がんばったね~。ひとりで上手にできたね~、こっちもやってみようか~」と褒めていると、顔がどんどんと変わっていくのがよくわかる。格闘しながらも夢中になって取り組む顔には、達成感や満足感がにじんでいた。満面の笑みで「おねえちゃん、できたよ~!」といってくる子供たちは、なによりもかわいいし、いとおしさを覚えてしまう。

    自分でやってみる。自分ひとりでできるようになる。人に認めてもらう、褒めてもらう。

    この流れがあると、子供の顔は信じられないほどに変わっていくのだ。最初から上手くいかなくたって、そんなことはどうでもいい。大人が助けることもあれば、子供だけではできないことももちろんある。しかし、自分で何かにチャレンジし、上手くいった、楽しくできたと体全体で感じることができれば、子供の顔には達成感と爽快感、そして笑みがにじむのである。自分の体を使い、考え、行動する。こんな、シンプルながらも一番大切なことを教えてくれる植樹は、なかなか止めたくても止められるものではない。一人でも多くの子供、そして大人に、この快感と達成感を味わってもらいたい。そんなことをいつも思ってしまう。

     1時間半ほどの作業の後、ステージではさまざまな歌手の方によるコンサートが繰り広げられていた。午前中はうす曇りだった空も、植樹が始まった途端に雲が動きはじめ、気がつけばさわやかな青空とまぶしいほどの日差しへと変わっていた。またしても、植樹祭晴天続きの記録更新である。植樹を始め、4年弱。いまだに、植樹祭中に一度たりとも雨には降られていない。これも、自然からの恩恵なのだろうか。そうであれば、これが一生続いてほしいなんて、思ってしまう。

    植樹祭終了後、満足感を覚えながら急ぎ足で片付け、身支度を済ませ、宮脇先生や副住職、そして関係者にご挨拶した後、みなで荷物を持って一路仙台駅へ。日曜日の植樹祭後は、いささかあわただしい。夕方の新幹線で帰京すべく、仙台駅で私の大好物の白松がモナカ本舗のモナカ、そしてヨーカンを買い込み、さらには、改札付近で店を構えていた抹茶アイスやらの甘味処で抹茶パフェなんぞを買い込んで、新幹線に飛び乗る。植樹最後の疲れも甘味で癒し、1時間半の新幹線内でつかの間の休息。

    天気にも恵まれ、人にも恵まれ、そして美味しいものにも恵まれた、ありがたい仙台での一日。

    お世話になった皆様、幸運に深謝。

     

     

    June, 2007

    よくよく動きの土曜休日

     

    2007/5/26

    8時ごろ。スーツケースを引っ張りながら電車を乗り継ぎ、二時間半近くかけて埼玉県の松原団地へ。土曜の朝からこんなに時間をかけてきたのにはわけがある。職場の後輩たちと、新しいことにチャレンジするためだ。

    事の発端は後輩一人が大学時代、「ラケットボール」のサークルに入っていたことが発覚したことにある。「ラケットボールって何よ?」という私の疑問や、「やってみたい~!」という後輩の声が集まり、どこかでやってみようとなったのだ。そして松原団地までわざわざやってきたのは、都心だとコートの使用料がかなり高いということで、後輩が超リーズナブルなとこを探したところ、ここがみつかったからというわけだ。

    10時半過ぎに後輩4人と合流し、みなでスポーツクラブへ向かう。お試しなので、一人500円と超リーズナブルである。運動できる格好に着替え、みなで初めてのラケットボールやらを楽しむことにする。テニスコートを半分にしたようなサイズの部屋に入り、ゴーグルをかけて、テニスラケットよりもひとまわり小さいラケットに悪戦苦闘しながら、ラケットボールのいろはを習うと、なんだかまるで学校の体育の授業のような感じで妙に懐かしく、不思議なノリになってしまう。壁にボールを打ち返し、交代交代にラリーを続けていくのだが、四方の壁からボールが跳ね返ってくるので、かなり怖い。そして、なかなかうまくいかない。ギャーギャーいいながら、なんとかラリーを続けるが、かなりの運動量で私はすぐにばて気味になり、コートを出て休んだり、また戻ったりを繰り返しながら、珍しい体験を楽しむことにする。

    その後、隣のコートがあいていることに気がついた後輩2人が、別のスポーツである「スカッシュ」をやり始めた。ラケットボールに似ているが、スカッシュのほうがボールが小さく、まったく弾まない。そのため、かなりの力でボールを打ち返し続けなければならなく、運動量もこちらのほうが多い。しかししかししかし、この、ハードで慣れない競技「スカッシュ」に、見事私ははまったのである。ラケットボールよりも、なぜだかわからないが、こっちのほうが性にあっているようで、テニスの上手な後輩男子とラリーを続けていると、信じられないくらいメキメキと上達し、かなりラリーが続くようになってしまったのだ。そうなると、なんだかもう楽しくなり、ストレス発散!!とばかり、「おりゃ~」とラケットを振りまくり、ボールを打ちまくり、「ひゃぁ~楽しい~」ととまらなくなってしまう。しかも、ほとんど密閉状態のコートの上、運動量がかなり多いので、私も自分で思う以上に体力を消耗していたのだが、それもたいして気がつかないほどに、ひたすらスカッシュを続けてしまったのだ。なんだか体をひねることが多いので、妙に気持ちがいいのである。

    「大丈夫ですか~?顔真っ赤ですよ~!」と後輩に言われ続けても、なんだか楽しいので夢中になってやっていると、ラリーの途中で突如「ストップ!!」と声を上げてしまう。そしてそのままバタンと横になって全身小停止する羽目になる。どうやら、軽く貧血を起こしかけたらしい。しばらくたつと体が楽になったので、また後輩とラリーを続け、そうこうしているうちに、時間があっという間に過ぎさってしまう。運動を始めてからなんと3時間以が軽く経ってしまっていたのだ。おそるべし、ラケットボール。そしてスカッシュの威力。私たちは、「もう疲れだぁ~」と半分悲鳴をあげるまで動きつかれ、シャワーを浴びてリフレッシュした後、スポーツクラブを後にした。

    その後みなで遅いランチをとり、夜7時前まで散歩したり遊んだりとした後、私はひとり松原団地から大宮へ向かい、その足で仙台へと向かった。翌日には仙台での植樹祭が控えていたのだ。あまりにも疲れて眠そうな私は「先輩、寝過ごして仙台過ぎないでくださいね~」と心配されながらも、後輩たちに別れを告げた。

    10時ごろ、仙台駅に到着。乗り過ごすこともなく、ホテルへチェックインし、楽しかった一日を振り返る。このときは、さして重大な失敗に気がついていなかった。今日のスカッシュが、どれほど私の体をあとで苦しめることになるのかなんて。

    楽しい一日に感謝。そして、ちょっと無茶をしすぎたことに、ちょっと反省。そんな土曜日。

     

    June, 2007

    「絶品!甘味シリーズ」 ~むっつ目 モンブラン編~

    2007/5/25

    さて、シリーズ最終回の甘味は、洋物で参ります。世の中に洋物のケーキは数あれど、私の一番好きなものは、何が何でも「モンブラン!!」であります。いつの頃から好きなのかは定かではありませんが、中学生の頃にすでに「モンブラン同盟」を友達と組んでいたので、それはそれは昔から好きなのは、明白であります。今回は、今まで食べたモンブランの中でダントツに私好みのもの2つをご紹介しましょう。

    ~その壱~

    ひとつ目は上高地帝国ホテルのロビーラウンジ「グリンデルワルト」モンブラン。史上最高とおぼしいほどに美味の一言でありました。黄色いサツマイモのペーストではもちろんもちろんなく、あの渋皮つきの栗をごろんごろんとふんだんに使用し、実に豊かで奥深い味で、「これぞモンブランの王様!」といわんばかりでありました。もう、モンブラン好きは絶叫しちゃうほどに美味で、食べるのがもったいない~というほどの完璧さ。東京の帝国ホテルでもモンブランはあり、こちらももちろん美味なのですが、上高地のほうがおいしいかなとも思っております。飲み物とセットで1500円位するので、ま、リーズナブルではないですが、ご旅行の際はぜひどうぞ・・・。わたくしめの一押しモンブランちゃんであります。

    ~その弐~

    ふたつ目のは、ちょっと個人的な思い入れがあるということもありますが、千葉の海浜幕張にある「ホテル ザ・マンハッタン」のモンブランです。これまた超美味でございます。一見すると、まるで竹の子のようにとがった形で、モンブランとは想像がしにくいのですが、これがまた濃いぃ栗のペーストとクリーム、そして渋皮つきの栗のバランスが絶妙で、私の大のお気に入りの一品なのであります。こじんまりとした形で500円くらいと、ホテルケーキにしてはあまりお高くないのもこれまた高ポイントです。ぜひ、お近くにお立ち寄りの際は、マンハッタンのモンブランをお試しあれ・・・。

    というわけで、長くシリーズ化していた?「絶品!甘味シリーズ」はこれをもちましていったんおしまいです(甘いものに目がない私ですので、またしてもシリーズをいつか始めるかもしれませんが・・)。

    甘党のあなた、そして甘党じゃないのにもかかわらず読んでいただいたそこのあなた、どうもありがとう☆ 

     

    「絶品!甘味シリーズ」 ~いつつ目 ねりもの編~

     
    2007/5/24
     
    さて、シリーズ第5弾、今回は「ねりもの」のお話です。「ねりもの」と自分で言いつつ、「ねりもの」って何?とも思いますが、ま、羊羹とかそういうぷるんぷるん系の絶品お菓子をご紹介したいと思いますです。
     
     
    ~その壱~
     
    まずはすでにご紹介済みの絶品羊羹。仙台「白松がモナカ本舗」黒ゴマヨーカンです。初めてこれを食べた日には、「こんなにゴマ使っている羊羹がこの世に存在するのか」と、私は感激しましたが、頂き物としても贈り物としても、私の中で羊羹部門のトップを走っているのが、ここの黒ゴマ羊羹です。他にもいくつか味がありますが、私の中ではこれがイチオシ。ごまごましい風味がたまらない、超お薦めの一品です。
     
     
    ~その弐~
     
    こちらもすでにご紹介している京都の老舗「和久傳」のお菓子。その名も「西湖(せいこ)」。和久傳の女将さんから頂き、すっかりそのぷるんぷるんとした舌触りとほのかな甘さにノックアウトされました。蓮根を摩り下ろして固めたような感じですが、本物の笹の葉にくるまれており、冷たく冷やして頂くとこれまた風流で涼しげな一品です。こんなの籠に入れて贈られたら、私はその人のセンスに脱帽してしまいます(今度誰かにやってみよう)。和久傳の本物の美味しさとこだわり溢れる素晴らしい一品。贈り物にぜひどうぞ。
     
     
    ~その参~
     
    さて、ぷるんぷるんの代表?といえば、名古屋のういろうですが、ここのお店のういろうが抜群に美味しかったので、ご紹介です。東京には池袋東武にしかないようですが、名古屋地域ではとっても有名なお店のようです。お店の名前は、「虎屋ういろ」。関東の人間にとっては、「とらや」というと、銀座の「虎屋」になってしまいますが、別のお店です(当たり前か)。以前、三重方面に行った際に、とある企業のアナリストから「絶対美味しいから!」と薦められ、お買い上げ(笑)。さすが、「調査畑」、美味しいものを探すのも上手いのか・・・と感心したほどであります。あまり日持ちがしませんが、1本300円前後から買えてとってもリーズナブル。味も様々なものがあり、期間限定で花見とかブルーベリーとかあって、これまたういろうの固定概念を覆される素晴らしいお品です。とりわけ、栗や抹茶が私はお気に入りです。実に、生々しく(フレッシュな?)、ぷるんぷるんの美味しいういろう、ぜひ一度お試しを。
     
     
    ~その四~
    つい最近、出会ったお品ですが、箱根のお店「ちもと」の「湯もち」が絶品でありました。白玉粉を使ってあり、なかに小さな羊羹が入っているという不思議なお菓子ですが、こーれまた私の心をくすぐる一品で、まるで「ムーミン」と「ニョロニョロ」を足して2で割ったような食感が味わえます(普通の人に言うと、「理解不可能」と言われますが、食べればわかります)。ほのかに柑橘類の香りが広がり、なーんともふわほわで美味。温泉帰りにぜひお薦めしたいほにょほにょ系甘味なのであります。
     
     
    というわけで、今回はぷるんぷるん、ほにょほにょ系の甘味をご紹介いたしました。
     
    あぁ、食べたい(こればっか・・・)。
     
     
    June, 2007

    「絶品!甘味シリーズ」 ~よっつ目 あんみつ編~

     
    2007/5/23
     
    今回のテーマは、ずばり「あんみつ!」でございます。「あんみつ」、あぁその芳しくも危険な響きについつい私は負けてしまいそうですが、今回も私のお気に入りをご紹介いたします。
     
    ~その壱~
     
    まずは、すでにご紹介済みの「甘味おかめ」でございます。八重洲、有楽町、半蔵門にありますが、どこの店でもすんばらしいあんみつを供してくださいます。普通のあんみつだけではなく、それはそれはすごい種類のパフェもありますが、なんていったって、ここは、あんこそのものが超美味しいので、なーにを食べても「おいしぃ~」の連発であります。女心をくすぐるだけではなく、小豆好きの殿方?にもお勧めしたいお店であります。普通のご飯(茶飯やおでん、お赤飯やお雑煮、うどんや焼きソバなどなど)もありますが、食後のデザートとしてもぺろりと食べられてしまうあらゆる甘味が勢ぞろいです。というわけで、あんみつ好きの方に、ぜひここの小豆を食べて頂きたいと勝手に思っております(でも、混まないでほしいけど・・・矛盾・・・・?)。ちなみに、あんみつも、おはぎも、お持ち帰りできますよ。
     
     
    ~その弐~
    上野に本店を構える「みはし」のあんみつ。これも美味であります。とりわけ蜜が美味しく、リッチな気分を味わえる素敵な一品です。持ち帰りもできるし、贈答用にもいいんではないでしょか(日持ちはしませんが・・・)。こんなのくれたら、私は一生その人を忘れません・・・(大げさ・・・?)。
     
     
    ~その参~
    京都の老舗お茶屋さん(舞妓さんのほうではなく・・・)「京はやしや」あんみつやパフェも美味でございます。東京付近では、表参道、有楽町、横浜に支店があり、比較的気軽に頂けます。同じく京都の「都路里」も有名ですが、こっちはいつも混んでいるので、私は「はやしや」派であります(並んでまで食べる性格ではないので)。。。抹茶を使ったメニューが豊富のため、抹茶好きかつ甘味好きにはたまらないお店です。少々お値段がはりますが、たまの贅沢?にぴったりかと・・・。
     
     
    ~その四~
    昔からあんみつといえば「榮太郎」でしたが、最近あんまり食べる機会がありません。。。むかし、大きな缶に入ったあんみつをいくつもお歳暮やらお中元でいただくと、それはそれはうれしかったのを覚えております(もらったのは親だけど 笑)。ねっとりとしたあんこと寒天に懐かしさを覚えてしまう今日この頃です。やっぱり、老舗は老舗でいいですねぇ。しみじみ。
     
     
    というわけで、今回は大好きなあんみつのお話でした。
     
    まだまだ「絶品!甘味シリーズ」は続きますー。甘いものに興味のない、そこのあなた。しばしお待ちを・・・(何をだ?)。
     
     
     

    「絶品!甘味シリーズ」 ~みっつ目 どら焼き編~

     
    2007/5/22
     
    シリーズ第3回目のテーマは、和菓子の定番中の定番「どら焼き!」であります。
     
    日本全国津々浦々、どら焼きはいたるところにありますが、その中でも「旨いっ!」と何度食べてもうなってしまうどら焼きをふたつご紹介。どちらも老舗ですが、どちらも甲乙つけ難く、間違いなく絶品だと思っております。あぁ、食べたひ。
     
     
    ~その壱~
     
    東京・日本橋「うさぎや」のどら焼きは、とにもかくにも美味。ほわっとした生地にごろんごろんと粒が入っているあんこがこれまた絶妙で、「う~まぁ~いぃ~」と叫びたくなるほどに美味しいものであります。とは言え、これも、自分で買ったことが無く、毎度毎度、日本橋近辺の企業から差し入れに頂くという具合です。こんなどら焼きもらったら、一瞬でその社員に惚れちゃうわっ!というくらいに美味しいのであります。ただし、日持ちが全くせず、作られた翌日にはお腹の中に入れないといけないので、遠方の方へのお土産には残念ながらNGです。作りたてを食べられる方へのお土産としては超お薦めの一品です(っていうか、あたしがもらいたい・・・)。
     
     
    ~その弐~
     
    こちらもまた、贈り物で頂いたどら焼きちゃんであります。東京・東十条の「草月」の名物「黒松」であります。見た目が黒っぽく、「黒松」の樹皮のような感じなのが、特徴的です。しかも、ここのどら焼きは一風変わって「黒糖」どら焼きというのだから、これまた私の心をくすぐる絶品ちゃんなのであります。しかも、「おいしゅうございます」でおなじみの岸朝子先生もお気に入りだそうで、著書『東京五つ星みやげ』の表紙にあるのが、このどら焼き「黒松」となっております。黒糖の深い甘みとコクがたまらないお薦めどら焼きであります。
     
     
    あぁ、どらちゃん食べたい・・・・。
     
     
    次回はあんみつで参ります~。
     
     
     
    June, 2007

    「絶品!甘味シリーズ」 ~ふたつ目 おしるこ&ぜんざい編~

     
    2007/5/21
     
     
    甘味シリーズ第2弾は、小豆ざんまい!おしるこ&ぜんざいでございます。小豆嫌いの方はごめんなさい~。
     
     
    ~その壱~
     
    まずは、日ごろよく通うお店をご紹介。その名も「甘味おかめ」。東京の八重洲、有楽町、半蔵門に店を構える民芸茶屋風の甘味処です。私がおかめに通い始めて、すでに3年か4年が経っておりますが、ここの小豆とあんこは最強に美味。おしるこにしろ、ぜんざいにしろ、あんみつにしろ、おはぎにしろ、とにもかくにも豆の使い方が天才的に上手く、私はここの店なくしては生きていけないというほどでございます。とりわけ、ぜんざいは、「なんじゃこりゃ~」というほどの旨さで、度肝を抜かれます。ぜんざいの概念を覆すほどの小豆感と、白玉団子ではなくお餅というのが、ここの特徴。これでもかというほどにまめまめしい小豆を堪能したい方には、ぜひともお勧めしたい「甘味おかめ」です。ぜひ、どうぞ。。。(本当はあんまり教えたくないんだけど 笑)。
     
     
    ~その弐~
     
    浅草雷門に程近い、小さな甘味処「西山菓子店」もこれまた小豆と寒天が旨く、おしるこも絶品であります。もともとは、乾物屋さんということもあり、原料にはそうとうなこだわりがあるとのこと。軒先ではお饅頭が蒸かされ、また夏には小豆アイスなんかが売られているようでこれまた魅力的なお店です。懐かしさあふれる店内で甘味を食べれば、一気にタイムスリップして「あぁ、日本人でよかったぁ~」と思うこと請け合い。浅草観光の際はぜひどうぞ。
     
     
    ~その参~
     
    以前の植樹祭でお世話になった京都の老舗「和久傳」。ここのぜんざいも恐ろしいほどに美味でございました。大納言と白あずきの2種があり、とりわけ滅多に食べられない白あずきのが、驚愕に美味でありました。贈答用ということなので、ぜひともこんなのを誰かに贈りたい、いや、どちらかというと、誰かからもらいたい・・・なんて思っている私でございます。誰か、私にぜんざいを・・・・。
     
     
    というわけで、今回は小豆特集でございました。シリーズ3回目もどうぞお楽しみに(?)。
     
     

    「絶品!甘味シリーズ」 ~ひとつ目 モナカ編~

     
    2007/5/20 
     
    さて、またしてもシリーズものをはじめることに致しました。今回のテーマは、ずばり「甘味!」。自他共に認める「甘い物好き」のわたくしayanoが、こよなく愛する様々な甘味をご紹介してまいります。東京だけに限らず、全国各地の大好きなものを取り上げてまいりますので、甘いものが好きな方に読んで頂ければこれ幸いでございます。
     
    記念すべき?ひとつ目は、最中と書いて「モナカ」でございます。小豆&あんこ大好き人間の私は、モナカもいたって普通に好きですが、ここのモナカはイチオシ!というのがいくつかございます。ご紹介して参りましょう。
     
     
    ~その壱~
     
    仙台白松がモナカ本舗「黒ゴマ」、「大福豆」のモナカは最高に美味。この黒ゴマモナカを食べたときは、「あぁ~~~、なんてゴマゴマしくて美味しいのかしらぁ~~」と涙が出そうでした。それほどに、ここの黒ゴマ餡は旨い。濃く、ねっとりと、旨い。というわけで、イチオシでございます。ちなみに、ここの「黒ゴマ羊羹」も最強に美味しいのであります。初めて食べたときには「これが、羊羹かっ!」と、羊羹の固定概念を覆されました(っていうか、もともとフツーのシンプルな羊羹が私はあんまり得意ではないので・・)。あわせてお薦めの品です。
     
     
    ~その弐~
     
    銀座の老舗「空也」の最中。自分で買ったことは一度たりともなく、日頃お世話になる企業から時折差し入れていただく、ありがたーい一品。どうやら予約ナシでは買えないらしく、プレミア物のの一品だそうです。ひょうたんのような形がかわいく、程好い大きさとほのかな甘みがたまりません。ちなみに、空也で売られている、あんこがたっぷり入った白い丸いお菓子もかーなーり美味(名前がわからない・・・・)。
     
     
    ~その参~
     
    吉祥寺の名店「小ざさ」のモナカ。ここも実は、羊羹のほうが超有名なのですが、朝5時に並ばないといけないとかで、いまだに食べたことがありません(笑)。モナカはいたって普通に買えますが、ハートを逆さにしたような可愛らしい形がグーでございます。お土産にもぜひどうぞ・・・(回し者じゃございません)。
     
     
    ~その四~
     
    千葉県の郷土銘菓メーカー「オランダ家」「楽花生最中」。落花生のごろごろとしたペーストがたっぷり入って、実に美味です。昔からの大好物。何を隠そう、千葉県民かつオランダ家で高校生の時にアルバイトをしていた私にとって、この店は必要不可欠なのであります(笑)。他県へのお土産としてはとりわけ◎であります。
     
     
    ~番外編~
    甘味の最中ではないですが、私が好きな最中(正確には麩焼き?)にはこれがあります。金沢の「加賀麩 不室屋」「ふやき御汁 宝の麩」!! 私がこれを初めて食べたのはいつのことか定かではありませんが、贈り物で頂くと、むちゃくちゃ嬉しい一品です。最中の中に様々な具が入っており、穴を開けて、勢いよくお湯を注ぐと、中から美しい細工麩や野菜が出てきて、「これぞ日本人のセンスと技!」と感激してしまうお吸い物ができあがります。海外へのお土産にもぴったりだと思います。ほんと、美味しいんだよねぇこれ・・・。飲みたくなってきた・・・。
     
     
    というわけで、第一弾は最中!でした。シリーズはしばらく続きます~☆
     
     
     
    June, 2007

    学びの土曜

     
    2007/5/19
     
    朝9時前。土曜朝だというのに早く起きて、親と家を出る。
     
    前夜ふらふらになっていたので、かなりしんどいのだが、今日は何が何でも出かけないといけないのだ。
     
    土曜朝一で向かった先はごくごく近所の保育園。今日は4歳姪っ子の初めての運動会なのである。保育園という社会に出てからまだ2月も経っていない姪っ子が、一体普段どうやって過ごしているかを垣間見るチャンスでもある。重い体を引きずるように、私は愛用のフィルム一眼レフを手に、運動会へと向かった。
     
    ちょうど会場にたどり着いたとき、園児全員がアンパンマン体操を元気に踊っていた。うーんみんな小さい。保育園ということもあり、危なっかしいほどに幼い子供たちである。4歳の姪っ子が妙にしっかり見えてしまうほどだ。競技も、ママやパパと一緒に歩いたり走ったりするものもあれば、子供だけのリレーやダンスなどもある。2、3歳だとまだちゃんと走れないが、4、5歳になれば立派にリレーも競技として成り立っていて、子供の成長に私も目を見張ってしまう。どうやら家でもダンスの練習をしていたらしく、みんなと一緒に仲良く踊れていた姪っ子を見て私もなんだか一安心である。
     
    最後には先生からメダルとジュースをもらってご満悦そうな姪っ子や他のたくさんの子供たちに、なんだか大切なことを教わったような気がしていた。
     
     
    June, 2007

    金曜の猛省

     
    2007/5/18
     
    金曜夜。珍しく早めに仕事を切り上げ、大手町方面へ向かう。
     
    今宵はひょんなことから決まった後輩男子ふたりとの飲み会である。いや、飲めない私にとっては飲み会というよりも食事なのだが、ふたりは飲む気満々なので、一応名目は飲み会なのである。
     
    そもそも飲めない私であるにもかかわらず、お酒大好きなふたりと一緒に飲むというのは、設定自体に無理がある。とは言え、そもそも私はメンバーに入ってなかったのだ。男ふたりで世界中のビールを飲みまくりたいというので、「はじけすぎない程度に楽しんでらっしゃいな」と他人事として聞いていたのだが、なんだかしらないうちに私もカウントされ、一緒に行くことになったのである。まぁ、こんなこと今まであんまりなかったことなので、「あたし飲めないからね~」と一応断りを入れ、みんなで合意のもと、金曜の宴を楽しむことになったのである。
     
    私だけではなかなか入れそうにないカジュアルで大盛り上がりのバーを訪れ、食べて、飲んで、しゃべって笑ってと3人で楽しく時間を過ごしていると、ちょっとした問題が発生した。最後になって飲み放題のドリンクが余ってしまったのである。まぁ、罰金なんていうのはないのだが、あまりにも頼みすぎたのか、それともオーダーが間違ったのかは定かではないが、とにもかくにも目の前にはまったくもって口をつけていないボトルやグラスが並んでしまっているのである。しかもよりによって、制限時間が定められているため、そのままズルズルと長居することもできないようなのである。
     
    最初は完全に他人事だった目の前のアルコールだが、時間が経つにつれて私はちょっと本気で不安になりはじめた。「だいじょぶなの・・・?」と心配になるが、後輩たちもかなり飲んでしまい、どう見てもあまり減りそうにない。ますます不安になった私は、結局、あろうことか普段では絶対に起こり得ないような行動をとってしまったのである。
     
    いや、もちろん、きちんと考えた上での行動であり、きっと大丈夫だろうとは思ったのだ。私は目の前にあるカクテル数種に口をつけ、さらにはアルコール度数もチェックせずに、ボトルのベルギービールに口をつけた。日本のビールなら3口完全に眠くなってしまう私だが、まぁ大して違いもないのだろうと、ボトルを手にとり、ゴックンとふた口ほど飲んでしまったのだ。だっていくら飲み放題だからといって、たくさん残すわけにはいかないじゃないか。そう思って、「えーい」と行動をとってしまったのだ。
     
    しかし、口に運ばれたビールがあまりにも苦かったことに驚いたと同時に、後輩ふたりが「ぎゃぁ~~~っ!ダメです飲んじゃ~~~っ!何してるんですか~~~っ!!」と叫び、私の手からそのビールを奪ったのである。しかもよりによって、そのビールはアルコール度数が9パーセントもある代物だったらしく、「なんで先輩が飲んじゃうんですかっ?!?!ダメですよ危なすぎますっっっ!!!」とふたりからお叱りを受ける羽目になる。そんなにアルコールがきついのだったなんて知らなかった私は、いきなりふたりに大声を出されたことに一瞬キョトンとしてしまったのだが、我に返ったところで「じゃあふたりがしっかり飲みなさいよ~っ!!頼んだの誰よ~~っ!!」と反論したのである。しかししかし、タイムリミットはとうにやってきていた。仕方なく、全部飲みきることもできないまま、スタッフに促され、お会計を済ませてお店を後にしたのである。私はといえば、しっかり支払いもしたし、荷物も自分で持っているし、特に怪しい感じもない。「あらま、あたし、お酒少しは強くなったのかしらん」なんて思ったくらいである。
     
    しかししかししかし。
     
    私の完全下戸体質が変わっているはずもないのである。少し動いて数分経ったところで、私は突如完全にダウンした。荷物をもつこともできず、ひとりで歩くこともできず、まともに話すこともできず、ぐるんぐるんと回りはじめたのである。もう、熱いし、ぐるぐるするし、ろれつはまわらないしで、人生でトップ3に入りそうなほどに酔いがまわってしまっていた。とはいえ、私が飲んだのはカクテル3種類くらいをそれぞれ2口くらいとビールを2口程度であり、全部でカクテル半分あるかないかというだけの量である。おそらく色々なアルコールがちゃんぽんになったのがよくなかったのだろうか。
     
    私は結局ひとりで歩くことさえもまともにできず、後輩に引っ張られるように抱えられるようにしてなんとかビルの外へと出されたのである。さらには涼しい風を受けて酔いを冷ますべく、小一時間ほど外で休み、意識と感覚がそれなりに戻るまでただボーッとしていた。後輩ふたりには「うちらが飲んだくれて先輩に介抱されるはずなのに、先輩が飲んじゃって完全に予想外です。すみません~~」と謝られ続けた。しかししかし私のあまりの酔いっぷりがたいそう珍しかったのか、変だったのかは定かではないが、「また飲み行きましょうね。今度は飲ませないようにしますから~」とふたりは楽しそうである。「もう飲み放題は絶対いかないもん~~」と私はふたりにろれつも回っていない状態で言い続け、あーでもないこーでもないぎゃぁぎゃぁ騒ぎながら、私は駅まで連れていかれたのである。
     
    その後、ふらふらぎみの中ふたりと別れ帰宅の途についたが、なにやらひっきりなしに電話とメールが入ってくる。「だいじょぶですか~?」、「寝ちゃダメですよ~」、「荷物忘れないでくださいね~」、「家着いてますか~」。相当な数の着信やメールに私はおぼろげながらも、自分がさぞかし危険な状態にあるであろうことをなんとなく感じ取った。しかしこのお陰で、私は乗り過ごすことも忘れ物をすることもなく、無事に家にたどり着き、ふたりに報告のための電話を入れたのだった。
     
    酔いが冷めて冷静になってからというもの、私が深夜ひとり、猛省したのは言うまでもない。
     
    局、飲兵衛は一生飲兵衛だし、下戸は一生下戸なのだ。私も後輩もたいそうお互い反省し、それ以降は無茶はしないことを心に誓ったのである。
     
    が、しかししかししかし。それから一週間も過ぎないうちに、またしても日本橋のバーに3人で行っちゃったのである。とはいえ当夜は「反省会」。美味しいお料理に美味しいお酒をほどよく堪能し、醜態をさらすことももちろんなく、和やかに幕は閉じたのである。
     
     
    やはり人間、失敗から学ぶことは多いようで・・・。
     
     

    「私の太鼓判シリーズ」 ~第四弾 アロマオイル編~

     
    2007/5/17
     
    太鼓判シリーズ第四弾。 さて、本シリーズ最終回は、アロマオイルのお話である。
     
    アロマセラピーが大好きな私はここ何年か色々なものを試してきており、お気に入りもいくつかあるのだが、ダントツに気に入っているものがある。森好きや、エコに関心がある方には馴染みがあると思うが、私が大好きなのは、森の香りである「モミの木」のエッセンシャルオイルだ。
     
    作り手は北海道の下川町森林組合だが、私はWWFの通販であるパンダショップを通じて購入している。このオイルがこれまた素晴らしく、モミの森自体がFSC森林認証を得ている上に、枝打ちした際に出た枝から丁寧に精油を抽出させて作られている。そしてまたとんでもなくピュアな香りで、ほんの一滴をお湯やティッシュに垂らしただけで、目を瞑ると、ものの見事に森の中にいるような感覚に陥るほどなのだ。針葉樹のあの爽やかですっとした香りが一気に脳内に広がると、かーなーり気分が変わるものである。私の中ではこの香りが、アラスカの春の森に似ていると思っており、これまた一瞬だけアラスカに飛んじゃう感じでさえある(これを現実逃避とも言う)。
     
    さて、使い方はいたって簡単。カップに入れたお湯に一瞬垂らしたり、ハンカチやティッシュに一瞬垂らしたり、またお風呂に入れたり(肌の弱い人は注意)、またベビーオイルやホホバオイルなどに入れて(きちんと薄めてから)体のマッサージをしたりと、実に色々な場所で使え、めんどくさがりやさんの私にもぴったりである。アロマセラピーというと、女性らしいとか甘めの香りのイメージがあるかもしれないが、このモミの香りは男性にも実にオススメであり、ぜひ一度試していただきたいと思っている。
     
    下川町森林組合のホームページでは、この他様々なグッズが紹介されているので、こちらもあわせてぜひどうぞ。
     
     
    「私の太鼓判シリーズ」はこれでいったん終了いたします☆ 次のシリーズもどうぞお楽しみに(って、それほど内容無いか・・・)。